アニメとしては凡庸。原作は面白いので勿体ない。
良くも悪くもラノベ原作といった感じのストーリーで可もなく不可もなく。メインヒロイン以外との絡みが多く散漫な内容なのは原作も同じだが、どこを見せたいのかイマイチ伝わってこなかった。
原作では主人公の佐城が目の前の出来事に葛藤し考える心理描写が面白く、尚且つ作者の勢いや感情を重視した文体が個性的で面白かった。
アニメの佐城は、その心理描写が削られているため存在感の薄い主人公となっており、そのためメリハリのない展開で終わってしまった。
またキャラクターイラストもラノベの1枚絵のが破壊力が強く、同じデザインなのにアニメでは動きが少なくいまいちな印象を受けた。
ただOPやEDは夏アニメらしい爽やかなアニソンで好ましく、佐城の周りのキャラクターは全員魅力的に見えて愛華以外との絡みも面白かった。
ただEDで推されてる浜松要素がアニメ本編ではほとんど皆無なのは笑った。