超電磁マシーン ボルテスVの27の情報・感想・評価

エピソード27
謎の鷹メカの正体
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あらすじ
地底深く、秘密基地に姿を隠した剛博士の新たな目的とは何か?プリンス・ハイネルの怒りが謎の鷹メカに叩き付けられる。父と子が再会できる日はいつか…?
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おはうち

おはうち

鷹メカから脱出した赤ちゃんとボルテスの切り返しで、さっきまで泣いていた赤ちゃんがニッコリ笑って大喜びするのが大変良い。ヒーローものとして正しい象徴的な場面。 産まれた赤ん坊を前にして剛博士の「どうだねこの赤ん坊の泣き声は、まるでお父さん早くボアザン星を解放しろと要求しているように聞こえるだろう?」の押し付けがましい政治的主張を赤ちゃんを使ってシレッとやるのにギョッとした。 プラズマイオンエンジンの化学考証をスラスラと語るカザリーン、静聴するハイネル(理解してるのかよー分からんが)面白い。よく練られた台詞だったと思う。エヴァとかガオガイガーで観るようなブリーフィングを敵サイドでやるのは新鮮。 Aパート丸々使って鷹メカの乗り手は父親じゃない説明や理屈を描写しておいて、Bパートで健一たちが鷹メカの乗り手を父親と勘違いして終始心配する描写をされるので、アンジャッシュの勘違いコントのようなスレ違い。オチが「お父さんじゃない!?(それ観客は知ってるよ!)」で苦笑い。
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

超電磁マシーン ボルテスV 第27話 謎の鷹メカの正体 いよいよクライマックスに向けて動き始めた。ついにハイネルが冷遇される理由が明かされ、ボルテスのドラマ最大の秘密に迫る伏線が出てきた。ハイネルは地球人や裏切り者を見下しつつも実力は過小評価しない。出自ゆえの裏切りへの嫌悪と、逆境を実力ではねのけようとしてきたことが窺える。 カザリーンの説明も上手いよな。鷹メカの機構と対策について簡潔に説明するから、獣士の作戦と後半の展開が分かりやすい。その上でラ・ゴールの名前を言いにくそうに答えることでハイネルの立ち位置やカザリーンの内面まで想像させる。 対するボルテスチームは父との再会を期待させてから別人でガッカリ。この落差よ。ドラマ面でも感情的な面でも、ガンガン盛り上がってくる。