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キングダム 第3シリーズのmatchypotterのレビュー・感想・評価

キングダム 第3シリーズ(2020年製作のアニメ)
4.8
シーズン3。ついにキタ。
函谷関の戦い、合掌軍、そして、きょうかいの生涯を捧げた仇討ちの行方、、、。

アツい、アツすぎる。本当に面白すぎる。
王騎ロスから沈んでる場合ではないと、かなり畳み掛けてくるエピソード。

秦の六将王騎が信に想いを託して戦場で命を落としてから、次の戦いは自国、函谷関。
まさかの秦以外の国が手を組み、合掌軍として圧倒的な武力と兵を引き連れて秦に攻め込んでくる。

その合掌軍を指揮するのは李牧。
ついに彼がここでガッツリ表舞台に出てくる。
その秦に対しての初陣みたいな舞台が、合掌軍。鳴物入りも良いところ。

圧倒的な兵力と圧倒的な策略。
兵の数では劣るものの、ホーム戦であり、兵の数だけでは落とすことは出来ない屈強な壁を誇る函谷関。
主力を集めまくって堅固に死守を誓う秦軍。

それにただただ数では押すだけではない李牧、そその他合掌軍の名だたる列強の将軍たち。

もはや数と数の戦いだけではない知恵比べや心理戦、駆け引き。
その中で“千人将”として頭角を表し始めた飛信隊の信がこの大舞台でまた1つ成長を遂げる物語。

中華の大陸全土を巻き込む合掌軍との函谷関での戦い。スケールが凄すぎる。歴史のうねりのようなパワーを感じる。

秦側も合掌軍側も主要な大将軍クラスがガンガン出てきて、要所要所でとんでもない存在感を解き放ちながら、これを経てもまだまだ片鱗しか覗かせない大将軍。

、、、さすが大将軍クラス。
威厳、存在感、個性、アクとクセの強さが光る大将軍。
今回も信がその一角、ひょう公将軍に見入られるエピソード。

最高。控えめというか、1話も控えるところがないレベルで大盛り上がりのシーズン3。
早く次が観たくて観たくてたまらないこの大型シーズン。

秦国が、信が。
大舞台で成り上がり。最高に盛り上がる。

きょうかいファンとしては、寂しいことこの上ないが、ちゃんと最後に彼女の“仇討ち”の様が描かれ、彼女の新たな門出となり、次はついに、ついに戻ってくる喜び。

秦国内も、合掌軍側も、中華全土がここで文字通りに長年の争いが、ここでさらに群雄割拠になることを確実に描き切る骨太なアニメ、『キングダム』、やっぱり、最高。


F:2023
M:3351
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