松原慶太

PLUTOの松原慶太のレビュー・感想・評価

PLUTO(2023年製作のアニメ)
3.6
原作の手塚「地上最大のロボット」、浦沢「PLUTO」はともに既読。両方とも傑作。

とにかく、この題材を取り上げてアニメ化してくれてありがとう、という気持ちがまずある。

ただ作画ブレはけっこうあるし、CGの使い方もどうなんだろう。肝心なとこで使われず、竜巻とかアニメのトーンの中で浮いてしまっている印象。
マンガのリズムだとさくさく進むがアニメの演出でもたもたしていると感じられる箇所もあった。

そもそも、浦沢直樹マンガの特徴として、序盤はわくわくする伏線だらけで期待が膨らむが、中弛み・尻窄みしがち(20世紀少年とかw)という問題もある。

というわけで文句がないわけではないが、じゅうぶん楽しい時間を過ごさせてもらった。ありがとうと重ねて言いたい。


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追記:予告編(スニークピーク)で出ていた、ゲジヒトがゴキブリ男と飛行しながらバトルするシーン、
https://youtu.be/KuUhYOyJn78?si=OF-V7-k1phOCpHxq

本編(第6話)ではほとんどカットされちゃってる。想像するにゲジヒトが飛べない設定になったせいだろうか?
全体的にアクションは物足りないと感じたヒトは多いと思う。なんかもったいない。
松原慶太

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