reina

PLUTOのreinaのレビュー・感想・評価

PLUTO(2023年製作のアニメ)
5.0
進撃のあとに観たアニメ作品だから余計に人としての在り方を考えさせられる。父が漫画を買っていたので読んでいたが原作に忠実に沿い、かつ昨今のアニメ技術で「このシーン映像でこられるとまじで胸にくる…!!」という場面ばかりで漫画原作のアニメ化大成功でないかと思う。アニメ手掛けてくれて本当にありがとう。

ロボットと人間が共生し、比較され合う世界だからこそ、「人とは?」が余計に滲み出た作品。人間の卑しさ、美しさが容赦なく描写され、手塚治虫氏には毎度毎度感服。
憎しみとは?愛とは?正義とは?戦争の意義とは?
ロボットがそれらを認識し、理解する(戦争に至っては無意味だったという結論に至る始末)という皮肉。
しかし、人間だから全ての感情を理解できるわけでもない。
進撃の巨人とも相通ずる点が多々あり、観れて本当によかった。
日本アニメ界、いつまでも最高であってくれと思う。
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