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新世紀エヴァンゲリオンのkapiのネタバレレビュー・内容・結末

新世紀エヴァンゲリオン(1995年製作のアニメ)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズのエヴァ
今見ると、作画含めて昔っぽくて良いんだよなあ

新東京市の舞台となった箱根の、暑い夏の感じ。なんだか、とても物悲しい。

美しいクラシック×悲惨な映像
リアルな心理描写と、精神的に追い詰めてくるような違和感

その独特かつ斬新な表現をする庵野監督の虜になり、ここから庵野監督の実写映画にもハマりました。(とくにラブ&ポップ、式日なんか大好き。)

最初は ロボットアニメかー、、ハマれるかな、、と不安に思った私だったけれど、これが社会的なブームになる作品なのが納得できるし、世代を超えて…それこそ四半世紀も世の中が熱中するのさえも、納得する。そんな力のあるアニメ。

エヴァは、どこかでみた「大人に振り回される子供のアニメ」っていうのにはすごく納得した。

その「子供」を疑似体験することができるように、難しいエヴァ用語をたくさん使っている。なんだかわからないけど、焦っている大人たちに対して

レイ:従順に命令を遂行
アスカ:大人になろうとする
シンジ:逃げる
カオル:諦める

など、一人一人の心理描写が描かれていて、なんとも簡単に語れないアニメ。

世界規模のこの名作、好きな人がいれば、もちろん 刺さらない人、ハマらない人だって必ず一定数いる、そういう人に無理に勧める作品ではないとは思う。だって、結局意味がわからないことだらけだから。

でも、難しい単語の説明がないのは、その単語自体の意味なんて、このアニメにおいてどうでも良いことだから なんだと思う。細かい意味なんて分からなくて良いんです。

でも、すっっごく面白いんだ〜〜
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