性に関する青春のアニメ。女装する先輩のまことに興味を持つ、くじらが好きな咲、そしてまことに対して恋心を持つ竜二の3人が少しずつお互いの感情や関心について気持ちを開いていく。
まことの気持ちはとても当たり前だがそれを認めない、認めてはいけない、当たり前と様々な感情が入り混じる。笑いこそ少ないがどのキャラクターもふついに可愛く、ストーリーのテンポが良い。元がLINEマンガということもあるのか読みやすさがそのままアニメ読みやすさに直結してる。LINEスタンプみたいな絵の描写もマンガのままで、完全にアニメ化成功している。
キャスティングも中々良い。コロコロしてる咲さん役の関根さんはよく合ってる。
それぞれの家族の話で苦しくなる場面もあるし時間では解決しないが、何か一つ守れれば。咲のパートが1番苦しかった。
ノイタミナ枠では放浪息子以来のこのタイプの作品。あの作品も随分前のものだが世の中の目というのはあまり変わっていないんだな。どうせ古い人間には分からない感覚なんだろうなあ。最終回、ガッツリ良かったけどどれだけ観てる人に伝わっとんのかな。
主題歌はホント良かったです。
