BanG Dream! It's MyGO!!!!!の5の情報・感想・評価

迷子でも前に進む決心をした燈と愛音

キャラクターがわかってきて面白くなってきた

燈と立希のすれ違いが見てて苦しくなる… 立希は燈のことを第一に考えてるような行動をしてるけど、 その本質は燈本人ではなく、燈の歌に依存してるんだよね 燈の「LIVEしたらバンド終わっちゃう」っていう弱音に、 誰からも「終わらないよ」の声が無いのが今の現状 そして立希の「終わらせないためにLIVEしたい」も何も燈の弱音へのアンサーになってないのが… 最後、迷子でも手を繋ぐことでバラバラにならないのがエモい演出

これまでのBanG Dream!で一番話が突き刺さる。愛音がどうして中心で居続けたいかという理由、周囲の空気を窺いながら立ち振る舞ってる起源とか、かなり話が丁寧で、回収も鮮やかです。 面白いのが愛音の挫折は誰もが一度は味わうけれど、打ち明けるには勇気もいるし、直視もなかなかしづらいこと。今回で一気にこの子をスゴく応援したくなる。

愛音の過去、取り立てて重い訳でもなくかと言ってその成功と失敗から産まれた顕示欲の空回りが実に青臭くて良い。 そういった何かになりたいが、進む方向が分からない姿をして「迷子」とする話の構成はよく出来ているなあ。 シリーズで一番好きかもしれんよ本作。