これもディズニーのＴＶアニメーション。間違いなく絵面のせいで、他の作品ほど観られていない。タイトル通りヒト族がカエルやイモリなどの両生類の擬人化な上に、ほかの生き物は巨大昆虫（当然だがそれを食べる）、哺乳類も顔だけはハエという始末だからだ。

　でも中身は、同じ異世界ファンタジーで人気の高い『アウルハウス』と比べても引けを取らない面白さ。全体的にコメディ度が高めで笑えるネタが多い。それでいてストーリーもやはり凝っている。アンとスプリグの種族を超えた友情はグッと来るし、１～２シーズンで出会ったキャラたちが最終的に結集していく展開は胸熱だ（そしてそれがアンの人格と行動のおかげというのが）。
　
　また本作の場合、地球から迷い込む人間がひとりではなく、３人の友達である点が『アウルハウス』との違いだ。劇中に彼女ら全員が揃うまでは時間がかかるが、そこからは一筋縄ではいかない展開が待っており、後半における主人公のキャラクターアークを担う。「赦す」とか「償う」ことの難しさ、「違いを受け入れる」といった人間関係のやっかいな側面にも触れていて、序盤からは想像つかないほどキャラクターがリアルに感じられる。
　
　ところで本作の主人公アン・ブーンチョイはタイ人移民の娘であり、作中ではタイ文化がよく紹介される（『アウルハウス』はメキシコ系）。ちょうど最近シーズン１がディズニー＋に登録された『ゴースト＆モリー』も、主人公の母親がタイ人である。ちょっとしたトレンドなのだろうか？

正直あんま他と変わらない海外アニメだけど、異世界に来たのが友達3人かつ最初にアンがこっちの世界に来た描写がなくて、話が進むにつれヒントや謎が出てくるのがおもしろい
サーシャが登場してから面白くなった印象
アンの友達の定義がなんかおかしいと思ったらその友達サーシャが性格ひねくれてるからだしもう一人の子がどうなのか気になる

13歳の少女三人組が、カエルやトカゲが人として暮らす異世界に飛ばされる話で、Twitterの海外アニメクラスタが絶賛していたので見始めたのだが……
とにかくこのシーズン１が地獄のようにうすら長い
最低でもシーズン１の終わり頃にはニュートピアに到達して、三人が物語に揃ってしかるべきではないか
訓話めいた単調なエピソードがひたすら続くのも辛いが、主人公の家族であるプランター一家がどうにもキャラクターとして平板で、トラブルを起こす装置のようにしか感じられないのが残念
中盤のダレ場がきつくて休止期間を挟みながら観たので、シーズン１を観終わるのに結局一年くらいかかってしまった（シーズン２・３はそれぞれ一週間で観終わった）
これから観る人は途中でしんどくなったらサーシャが登場する１０話と、重要キャラクターが登場する１８・１９・２０話だけ観て、さっさと次のシーズンに進むことをお薦めする