このレビューはネタバレを含みます
4話まで見て、耐えられず離脱。
とにかくヒロインに問題がありすぎてきつかったです。
イケメン達にも問題がなかった訳ではないですが、それよりも圧倒的にヒロインの問題行動が目立ちました。少女漫画のヒロイン達とで比べても、おそらくダントツで魅力がないかも。
まず危機感と警戒心、慎重さが圧倒的に足りない。
1度目ならまだ不注意で済まされますが、2度、3度と同じような展開でピンチに陥いり即行で救助される。少しは抵抗して欲しいと思いました。
男女間の警戒心も年頃とは思えないくらい低い。
添い寝騒動があったのに普通に話しているし、その後町案内の名目で同行を求めるのが変に感じます。少なくとも1日は距離を置くでしょう。
あと初対面の自称・転校先の教師(安全な人だという保証はない状態)にプライベートな相談事をします。圏外が直っている状態だろう場所で。
※ちなみにこの教師と学校で会うのは次の話です。
そしてある意味異界で暮らす人外に対して、人間社会の常識を押し付けるのが理解不能でした。文化の違いなど視野にないのでしょうか?
相手側が一応知識として知っていたので話は通じますが、それらを必要としない生活をしているので一方通行。
まだまだ問題は留まりません。転校初日にも早速起こします。
まず友達らの問題行動、転校初日に転校生の家へアポなし学校帰り訪問を行います。この時点で理解できません。しかも理由はオカルトの真偽解明という。友達の1人が謝罪してきますが、だったら日を改めろと思いました。
そしてヒロインも明確に断りません。性格的にも初対面の異性にずばずば行くし行動派だと思うので言える筈です。
なのに友達が訪問してきた段階で、イケメン達に年頃の男女が同棲するのを知られたくないから隠してと無茶ぶり。意味不明でした。
4話ではイケメン達が初めてピンチに陥ります。拘束と暴走です。
しかし肝心のヒロインは守られ、ひたすら騒ぐだけでした。その後身体を保護する結界を纏わせて貰いお膳立てされたのに、ピンチのイケメンに呼びかけて拘束具に触るだけ。力を弱めたっぽいですが演出はあまりなく、最後は結界を張ったイケメンが拘束具を解き放ちます。
暴走しているほうは仲間のイケメンの言葉で直る感じですね。火事場の馬鹿力すら出さない活躍の薄さでした。
一応イケメン側の問題も上げますが、彼らの問題はまあ勝手に家に上がり込んでいる不審者程度です。
ですが家の管理は彼らがしている様子で、多分彼らが住んでいなければヒロインは綺麗な状態で家を相続できませんでした。
ついでに家事全般はイケメン達がやっている印象ですね。
あと器物破損も入りますが、自分達で片づけ直しているかと推測できます。割とすぐ直っているので人外の力を使っている可能性あり。
話の展開としても早すぎる気がします。
恋愛重視の作品として見れば描写が足りず、キャラ達を応援できる気がしません。映像はまだ見れるくらいには綺麗ですが他が……。
あと、この鵺は何がモデルになっているのでしょうか? オリジナルにしては中途半端なような気がします。