ラサハル

ガールズバンドクライのラサハルのレビュー・感想・評価

ガールズバンドクライ(2024年製作のアニメ)
5.0
シナリオ、キャラ、3Dの質、演出力、そして音楽。どこを取っても最高だった。
まずシナリオから。花田十輝は前からいろんな作品見てて、いいシナリオ作る方だなぁという認識はあったけど、今作で完全にファンになってしまった。キャラクターの感情や個性を熱く魅力的に引き出すのはいつものことながら、本作ではそのキャッチコピーの通り、怒りも喜びも哀しみも(ついでに高揚感、爽快感的な楽しさも)全て詰め込まれていた。ライブシーンの前に『脚本 花田十輝』が画面に表示された時のアガリっぷりったらもうね。
3Dのクオリティと演出力も素晴らしいに尽きる。アニメシリーズでこれほどのモノが見れる日が来るとは思わなかった。緻密な動きも崩れることなく実現した動作の作り込み、様々な表情。演出面では滑り込んだり上から回り込んだり手ぶれしたりするダイナミックながらも繊細なカメラワークに加えて幻想的ですらあるライティング。もはやこのまま劇場版できるレベル。そして極め付けに心を揺さぶる感動的な曲たち。映像ありきではあるけど5話と11話のライブは泣いちゃったよ。
総合して最高の作品でした。初めて放送中にBD全巻予約した。
最終話の運命の華からは『俺たた』の匂いを感じたし、これを皮切りにコンテンツとしてさらなる発展を遂げていくと信じてグッズもたくさん買うのでどうか続編お願いします🙏
ラサハル

ラサハル