生きるんだ、生きて自由になりなさいはヴァイオレット、心から愛してる
どうして今の人の愛してるがわかるのですか?
愛してるを知りたいのです
これです、少佐からもらったブローチです
燃えてるよ、そして初めて自分が火傷していることに気づくよ
その人の言動はお人形さんのような見た目とは裏腹に、軍人さんのようでした
手紙とは人の心を伝えるものです
手紙とは呼べません
毎回手紙の最後に少佐からの手紙はまだですか?ってつけるじゃない?
軍隊しか知らないこの子に愛を与えたんだ
大切な人と別れるということは、二度と会えないということは、こんなにも寂しく、こんなにも辛いものなのですね
神様なんていないと思っていたが、いるとしたら君だった
あなたいつも見極めが甘すぎるのよ
少佐、読みました
では次は書くことをしてみよう
毎日報告書を書くんだ
ヴァイオレットだ、名前がなかったから私がつけた
大丈夫だよ、何も無くしていない
どれか一つとったって、誰かの大切な手紙だ
一つとして届かなくていい手紙なんてないんだよ
なにあれ?お人形が歩いてきたの、すごく大きなお人形が、なんだかそれは良くないもののような気がしたの
少し休憩をください、お嬢様は今がいいのでしょう
だからお母さんとの時間を取らないで、ヴァイオレット
もう誰も死なせたくない
あの子と同じ瞳だわ
言ったことなかったのでわかりませんが、出会った頃から少佐の瞳は美しいです
だって今も愛しているんだもの