MANA

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのMANAのレビュー・感想・評価

5.0
「あいしてる」の意味を知るために

美しく儚い殺戮の天使。
一人の"ご主人様"との出会いから、
名も無き少女には心が宿っていく。


もう〜〜〜〜死ぬほど泣いた。
毎話が神回って神アニメにもほどがある。

出会えてよかった………😭
こんなご時世だけど、手紙も悪くない。
きっと明日には誰かに手紙を書きたくなる、そんな作品。

アニメ自体がそもそも神作画。

映画含め、アニメオリジナルキャラ・ストーリーもあるけれど、原作原理主義者たる私でも、「アニメ"も"原作」と呼べるほどの完成度。

お願いだから全世界の人みんな見て…🙏



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オタクのぼやき:

⚠️アニメ・映画にも言及する重大なネタバレがあります⚠️


小説オンリーの物語もあるので、それもぜひアニメ化してほしかったなぁと思いつつ。やはり手紙や代筆業をテーマにした作品を、紙の本で読むのは感慨深い。
(元々、本は紙派だけれども……)

アニメも作画が素晴らしく美しい!
読んで損はないと断言できる一作!
ちなみに劇場版(「外伝・永遠と自動手記人形」、「劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン」)もマジで神。

本当に全世界の人に読んでほしい、見てほしい作品。
心が浄化されるとはまさにこのこと。
京都アニメーション大賞なだけありますわ………

少女と各話の人物たちとのドラマを通じて、"ヴァイオレット・エヴァーガーデン"という一人の人生と心の変遷が伝わってくる。
そして代筆業の仕事ぶりを通じて、人に想いを伝えることの大切さを改めて知る。
月並みだけれど、何度読んでも本当に涙が止まらないんだ………これが。


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全部神回なのだけれど、やはり外せない回は……

★少女と自動手記人形(アニメ10話)
→これはガチで泣いた。たぶん人生で流した涙の量・ベスト3に入る。間違いなく入る。ああ………今でも思い出し泣きするレベル。
幼い娘と最期の時間を過ごすよりも、残り少ない時間をつぎ込んで書かれた母からの手紙は、娘の未来に向けられた尊い愛。
自分に子供ができたらやってしまうかもしれない……

★青年と自動手記人形(アニメ11話)
ヴァイエヴァの素晴らしいところは、「美しい手紙ファンタジー」なのではなく、ヴァイオレットを通じてキャラクターの人生や秘めた思いが丁寧に描かれていて、それがひしひしと伝わってくるところ。
人間ならば誰だって、大切な人や、伝えたい思いがある。それが戦争地域の瀕死の兵士でも。

★少佐と自動殺人人形(8・9話あたり)
→いやもうこれはガチで泣いた(2回目)。
アニメでもガチの神回。
いや本当に読んでほしい………
最初、小説の表紙やアニメHPを見たときに、誰がこんな悲痛な物語だと思っただろうか。ただの手紙ファンタジーじゃないんですよ……

オネガイ、ミンナ、ミテ…………
MANA

MANA