三十路目前のサラリーマン・近藤誠一郎は、 ある日、聖女召喚に巻き込まれて異世界のロマーニ王国に転移してしまう。 昼夜を問わず働き続け社畜根性が染みついていた誠一郎は、異世界でも仕事を要求し、王宮の経理課で働くことに。 経理課の立て直しを進める忙しい日々のなか、誠一郎が手に入れたのは『疲れが吹っ飛ぶ栄養剤』。 栄養剤のおかげで、元からあった体調不良も疲労もなくなり感激するが、 異世界の魔素耐性のない誠一郎は副作用のせいで命の危機に! 助かるためには、魔力のある人に「魔力を馴染ませてもらう」必要があり、 誠一郎は『氷の貴公子』と呼ばれる第三騎士団団長アレシュに身をゆだねることになるが――
©2026 八月八/大橋キッカ/采 和輝/KADOKAWA/「異世界の沙汰は社畜次第」製作委員会