世界観とキャラクターの設定の重さに対してストーリー展開が軽すぎる違和感をずっと抱えながら観ていたけど、ゲームが原作だと聞いて納得。
ギャルゲに該当するのかな？
その予備知識無しで観ていたので、終盤から突然恋愛アニメに舵を切ったのかと思って若干置いて行かれた…勉強不足で後悔;;
ギャルゲ原作だから仕方ないのかもしれないけど、最初から最後まで士郎のキャラクターというかセイバーに対する異様なまでの女子扱いと執着心が個人的にはとても嫌だった。
セイバーは女子である前に騎士であり王であることを覚悟を持って選択した一人の人間で、望むものがあるから聖杯戦争に参加しているわけで…
それを「女の子に戦わせられない」「女の子は本来そういう服の方が似合う」などと平気で本人に口にする。
終盤、「彼女の誇りを汚すことだけはしてはいけないんだ」と独白するのだけど、こちらからすれば「あなた出会った時からずっと彼女の誇りもこれまで積み上げきた努力も覚悟も踏み躙ってきましたけど？」という気持ちになる。
私がフェミニスト気味だからかもしれないけど、最後までこの不快感に耐えながら観るのはしんどかった…
ゴリゴリのフェミニストは回れ右。
ギャルゲ原作であり、ストーリー展開にやや違和感を感じることを念頭に観れば、作画は当時のアニメとしてとても質が高いし世界観も厨二のツボにハマるので面白い作品。
