八咫烏

ワールドトリガー 2ndシーズンの八咫烏のレビュー・感想・評価

4.2
同じアニメかよってくらい面白くなった。鳥肌モノのopは正解を見させられた気分。

ランク戦が異常に面白くて、一瞬たりとも目が離せない。ちゃんと理にかなっていて、何でもアリかよとならないのがイイ。実況と解説がいるお陰で自分の理解度も進み、戦術の面白さが開眼。
解説者が推しだとさらに面白い。すっかり術中にハマってるわ自分。。

扱いに困る程のチートキャラがいない所も好きだ。チートキャラ嫌いじゃないけど、ある意味群像劇みたいなこの物語には必要ないと思う。
相変わらず味があるキャラはどんどん生産されてるけど、新キャラが出てきてもゴチャついたり混乱したりがないのは感心する。

これだけのキャラに囲まれても、主人公も埋もれていない。修がいつまでも強くならず、リサーチして渡り合うのがこの作品の魅力の一つだし、なにげに作中1番の人格者は遊真だと思ってる。

ボーダーっていう組織内部をしっかり見せてくれるのも少年漫画らしからぬいい所。
派閥があったり、奥行きのありそうな上層部だったり、階級を上げさせるランク戦があったり。。良く出来ている。
普段ランク戦でバチバチのライバル同士が、派閥や隊の垣根を超えて共闘するのがまた胸アツ展開になってくる。
ちなみに今シーズンの敵(ネイバー)は初見で圧倒してこない所がいい感じだし、好感度が高い布陣でこれまた文句なし。

待たせたぶんを3倍返ししたかのような2ndシーズン。作画だけじゃなく、op ed 、脚本、構成、全て良くなっていると感じる。
世界観が成熟してきて、キャラだけじゃなくストーリーにも引き込まれた。
この大容量キャラのおかげで、色んな声が聴けるのも楽しい。
次のシーズンも楽しみだ。
八咫烏

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