つり球の1の情報・感想・評価

エピソード01
テンパってフィッシング
拍手:10回
あらすじ
友達がいない少年・ユキは、転校してきた江の島で今度こそ友達を作ろうと意気込む。しかし、そんなユキに「友達になろう」と現れたのは、 釣り竿と水鉄砲を手にした自称「宇宙人」・ハルだった・・・・・・!
コメント2件
まりん

まりん

このコメントはネタバレを含みます

まずは初回ということで宇宙人を名乗るハルを筆頭に、謎の金魚鉢や謎のインド人、謎の水鉄砲、謎のダンスなどこれでもかとが詰め込まれていて何が何やらという感じ。 あらゆる展開が唐突すぎるけど軽やかなタッチの背景美術や、素朴な音楽から来るほのぼのとした雰囲気にとにかく心惹かれた。 ポストカードのイラストがそのまま動いているような作画も爽やかで良い。 注目が集まると表情が強張ってしまうユキの不安が水中で溺れる感覚として表現されていて、教壇に向かう間にも波音だけで徐々に高まる緊張を表していたり、押し寄せる焦燥感と上昇していく水位を絡めていたり、この辺りの丁寧な心理描写が印象的だった。 ポップなデザインに合わせた水のエフェクトも好き。 転校続きで今までクラスに馴染めた試しがない様子のユキが、成り行きとはいえたったの1日でクラスメイトと釣りをしてよく分からないけど何だか濃密な日を過ごしてしまった。 ユキの転校初日がドタバタしつつも不思議と満足感があった1話にリンクしているようで良い。 ユキ、ハル、釣り王子の3人がこれからどう仲を深めていくのか、そしてSF要素がどんな風に関わってくるのかワクワクする。
Misaco

Misaco

絵が可愛い。どことなくさらざんまいの波動を感じるのはあのポジションの少年に内山昂輝という予定調和のためだろうか