牙 -KIBA-の9の情報・感想・評価

7〜9話 そうそう伏線って、それ単体の描写で成立するもんだよなと思い起こさせた。それは、3話で反乱を起こしたジーモット兵を治療していたデュマスが責任を感じ、4話では都市にお詫びに献花をしていたと思わせて、実は丸ごと全部罠に反転するのが大変上手かった。これが伏線の張り方である。 正体不明というキャラ付けが同じ怪盗ノーフェイスとスパイのジョーカーが並行して登場するのがややこしい。この両者は混同しやすいので周りクドいストーリー展開になって難点。7話は混線した話をまとめるのに苦労していたが、8話以降は整えられて今までの伏線や布石を上手く連鎖して楽しくなってくる。