牙 -KIBA-の34の情報・感想・評価

エピソード34
第34話 巻き起こる戦火
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あらすじ
着々と建国記念式典の準備が進むネオトピアには、ヘリック率いるウルバークスの一派が、ハイラムの命を狙い潜入していた。ハイラムが唱える絶対規律が過去にもたらした悲劇を語るヘリック。彼には生き別れた妹がいて、ネオトピアで生きているはずだというのだが…。一方ノアとキーラはそんなヘリックたちの討伐に向かった。ノアはゼッドへの複雑な思いをキーラに吐露する。
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おはうち

おはうち

牢屋に閉じ込められたジーコが後ろで組んだ両手を強く握りしめながら「国の命もひとりの命も同じ」と問いかける場面の本気で怒っている、その手の芝居。そして、逆にハイラムは国の命を存続させる為に数多の人間の命を犠牲にしてきた、その象徴のウルバークスの人間。対比が上手。 戦火で人間の子供ひとりの命を守る獣人の登場、一方でジーモット兵を皆殺しにするゼッド。ひとつの命を数多に浪費する戦争の希望と病んだ部分の表出、同時並行で描写する視座の置き方。戦争をよく描写している。 『牙-KIBA-』におけるカルブ・フーの小国の民族と大国ジーモットとの紛争しかり、戦争描写には目を見張る物がある。(丁度ジークアクス見終わったから余計に思う)。