自分の中で最も衝撃的なヒロインを生んだ、城平京の最新作。
相変わらず属性を詰め込んだキャラ立ちが良い。伝奇モノと本格派を浴びるように育ってきた世代ならではというか。厨二加減ももはや実家の味。
忙しさにかまけて止まってしまった原作をまた読みたくなる。
本編の「鋼人七瀬」は、インターネット＝集合的無意識という王道。ただ、実質はそれを利用する黒幕との一騎討ち、掲示板の描写がテンポを崩す要因となってしまっているのが残念。
まあ私のようなネット老害ではなく、今の10代の子に観てほしいですね。創作論めいたところがあったりとか、若い世代に向けたメッセージだと思うので。
