お腹すいた

ハイキュー!!のお腹すいたのネタバレレビュー・内容・結末

ハイキュー!!(2014年製作のアニメ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

好きな声優さんが出てるので、食わず嫌いしてたのをやっと見てみたけど日本の部活動における先輩、後輩だとかの上下関係が私はとても苦手で、理解し難いもので、たかだか学年がひとつだけ違うだけ・生まれた年が1年違うだけで無条件に先輩が偉そうでそこへ忖度しなければならない後輩・新入生の図式というのがゾワゾワしてしまい、作画が常に一定してハイクオリティでなければ見るのがすごく辛かった。
と思いながら見ていたら、同じような事を梶裕貴さんが担当している孤爪研磨くんが言っていて、「よかった、きちんと客観的視点もある作品だ」と安心して彼の登場以降は落ち着いて作品の視聴が出来たし彼が出てくるたびに安堵感を与えてもらった、あとすごく可愛いので好きになった。

大好きなお声の内山昂輝さんが担当している月島くんは自己主張が激しくてこのキャラクターも好きで良かった。
影山くんは中学ではあんなに自信満々で王様然としていたのに、同窓の子からあんな風に陰口叩かれてるのが耳に入ってしまっただけでその自信が揺らぐほど脆かったというのがいかにも思春期の男の子らしくて良かった、けどすごく切なくなってしまった。そんな影山くんが日向と出会って、中学の頃の2人の活躍からも互いに互いを埋めるような相性の良さだなと思わせたのががっちりハマっていくのが胸がすいた。

ハイキューはもう完結している漫画ながらなおも人気が続いてるのは知っているしそれを裏付ける面白さもまた、内包している作品なのはすごくよくわかったけど、これからの日本ではこういう、部活動ものってあまり受けないのではないかと思わないではいられない。