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ハイキュー!!のOmakeのレビュー・感想・評価

ハイキュー!!(2014年製作のアニメ)
3.9
スポーツを通してつかむ夢と成長の物語なのかな。原作漫画は未読です。

テーマはバレーボール、舞台は宮城県にある高校。

主人公の日向はバレーボールをやるには身長が足りないが、それ以外の素質を全て持っている少年だ。彼にはもう一つ足りないものがあった。チームだ。

子供の時にテレビで見たバレーボールの試合で得た感動が、そのまま彼の夢となり、中学生の時にはバレーボール部に入るも、部員が足りなくて、結果的には3年間試合をすることなくトレーニングに費やし、ただただ夢と憧れだけを育てていた。

一方、影山は中学でその名が知られていたが、彼もまたある意味で1人でバレーボールをやっていた。

1人バレーボールをやっていた2人が高校で出会い、ともに成長していく。

とはいえシーズン1は序章という感じかな。

バレーボール部のチームメイトの個性が丁寧に描かれ、少しずつ駒も揃っていく。日向の基本的な技術もまだまだこれからだ。

過去の因縁やライバルとの対戦など、物語の種も蒔かれ、強くなって試合に勝ち、更に上を目指すという王道のストーリー。

なんといっても魅力的なのはバレーボールをしている姿がとてもリアルに感じられることだろう。動きがとてもいいのだ。昔のスポコン漫画のように、デフォルメされた顔と姿と斜線だけの表現とは違う(いったいいつの時代だ)。

基本はスポコン物だが、学校のクラブスポーツのあり方も時代とともに少しずつ変わって来ているのが見て取れる。コーチや先輩、後輩の関係に理不尽さはない。とはいえ、練習のしすぎという部分には日本の伝統芸が見て取れる。マドンナ的なマネージャーがいるとかもそうなのかな。

とにかく続きが楽しみだ。
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