このレビューはネタバレを含みます
男子部員に焦点を当てているので、女子向け感はやはりちょっとはあった。あまり性別でターゲットを絞る作品は好きではないのだけど...。
綺麗な青春。という感じ。
マサさんが23とは思えないくらい大人に見えるのは、高校生の主人公からの目線だからかな。
大人びて見えても実際自分がその年になったら..みたいな感覚は誰しもあるけど、マサさんもトミー先生すらもそう言ってて、大人を演じるうちに大人になる、というものなのかもと思った。
学生たちはもちろん、指導する立場のマサさんの成長もこの作品の大きなテーマだし、なんならそっちの方が面白そう。
弓道の「静と動」の美しさをうまく表現していると思った。
マサさんが夜弓を引くシーンは神秘的だし、決勝戦で木の葉が弓の周りを流れる表現は爽やかでした。