トシK

幽☆遊☆白書のトシKのレビュー・感想・評価

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
1.0
コスプレ感満載で、特に女性陣の顔が全員アレなのはもう公開前から分かっていたことだから諦めるとして、
まさか内容までこんなにひどいとは…

キッズ向け映画のフォーマットそのままだもの。
キャラが別人のように変わって、内容さえもこんな変なまとめ方されたら「アンパンマンの実写版です」と言っても別にいいじゃない。
幽遊白書である必要あった?
あのドロドロした空気感や、いや〜なグロさ、肝心のキャラの魅力(特に蔵馬と飛影)が、このドラマからはまったく感じられなかった。
すべては脚本と演出が悪い。


演技は大味だしセリフは説明くさいしリアルな人間が言うには小寒いものが多い。バトルばっかりするくせにみんな小綺麗だし。殺し合いというよりはパフォーマンス。
日本ドラマのダサい部分がこれでもかと出ちゃってるよ。ひどい。
全5話でまとめるために展開だけ急いで進めているせいで、あまりにも都合がいいし、登場人物が多い割に人間ドラマを省略しまくってるから感情移入が全くできない。
原作の表面だけをなぞった、段取りのみの構成になっている。
「ダイジェスト版を舞台でやってる」ものを見ている感じ。


CGもまるで1世代前のような低いクオリティで、しかも無駄に4K HDRで観れちゃうもんだから高精細な実写から浮まくり。
戸愚呂弟も最終形態は映画『大日本人』とか昔遊んだプレステのゲーム『せがれいじり』に出てきそうなオモシロCGだったし…
ほんとに真剣に作ったの?これ。
笑っていいのか分からないまま見進めて、若かりし頃の玄海の顔でついにずっこけた。


唯一いいと思ったのは、稲垣吾郎のキャラ(名前忘れた)。まともに見えて実は一番狂ってて素晴らしい。妖怪より恐ろしい人間。


続編はもうないでしょこれは…