くるぶし

悪霊狩猟団 カウンターズのくるぶしのレビュー・感想・評価

悪霊狩猟団 カウンターズ(2020年製作のドラマ)
4.5
昨年の夏ぐらいから韓国ドラマを漁りだして相当数を見ましたが、この作品ほど人にすすめやすい作品はないかも。
オールマイティでおもしろい。
ストーリー展開、設定、激しいバトルシーンと【少年ジャンプの世界観】というのは言い得て妙。
日本人にはなじみやすいテイストだ。霊界と人間界を行き来してのバトル展開は「幽遊白書」を彷彿させる。

まず1話からしっかりおもしろいのがすごい。絶賛。
全16話だけれど、捨て回がないのは韓国ドラマではめずらしくて、どの話数でも見どころ、泣きどころが散りばめられているから一度見始めると止まらない。

カウンターズのお仕事は、人間の魂を吸い取ることで力を増し、強さのレベルが上がっていく悪鬼たちを強くなる前に仕留めること。悪鬼に吸い取られた魂は、悪鬼を天へ召喚することで救うことができる。

ある日、カウンターズのメンバーのひとりが悪鬼に魂をとられてしまう。
大事なメンバーを救うには魂を吸い取った悪鬼を倒すしかない。そんな中、新たなメンバー候補があらわれるが、片足を引きずったひ弱そうな男子高校生で…。

この高校生が主人公のソ・ムン。演じているチョン・ビョンギュくんの何がすごいかというと、見た目がほぼ菅田将暉!
韓国ドラマに不慣れでもずいぶんと見やすいのはビョンギュくんのおかげもある。特に泣き叫ぶシーンが天下一品。 ビョンギュくんが泣くとわたしも泣くという謎のスパイラルが…。

“悪鬼を倒す”のがメインテーマではあるけど、「本当に怖いのは人間だよね」という裏テーマが効いている。
脚本にブレがなく、作り込まれた映像には説得力がある。
そしてなんといっても“ひとりじゃない、みんながいる!”というチームワークのうつくしさよ!
ほんと、少年マンガのノリって何歳になってもハマれるんだなぁ。
大ヒットによりシーズン2の制作も決定。早く見たいぞ。うずうず。
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