「ローグワン」で初登場した
反乱軍の暗部を担うキャシアンアンドー主演ドラマシリーズ。
めちゃくちゃ面白い。
毎週これを生きがいに日々を送っていたと言ってもいい。
本作の特徴として良い意味で「スターウォーズ」っぽさが無い。
これまでの「マンダロリアン」とか「オビワンケノービ」とか
いわゆるジェダイや特殊なハンター稼業を行う
選ばれしものたちを描いた作品と異なり、
本当に名も知れぬ人々にスポットを置いているのが特徴的。
さらにルーカス的なコメディ要素もほとんど排除し
シリアス一辺倒に作られている。
それが斬新だし、逆にそれによりスターウォーズ世界が拡張したというか。
前述の「マンダロリアン」や「オビワンケノービ」は
たしかに壮大な宇宙規模の話をしているんだけど
なにしろ中心人物の存在感がデカすぎるんだよね。
一方本作、広大な平野・山々の中で
とても小さく主人公たちが歩いてるのが描写される。
だからこそ本当にスケール感のでかい戦争をやっているんだと気付かされる。
そういった巨大な戦争の中で
抵抗する者、帝国側の者、どちらにも属さない者
それぞれに名もなき者達がいて
それぞれに日々を生きる事情がある。
これこそが「スターウォーズ」では描かれなかった部分で
そこに踏み込んだ本シリーズは大傑作だと思う。
個人的にはありとあらゆる関連するスピンオフシリーズ止めてでも
はよシーズン2やれと思うばかり。