劇場版全作は当たり前として、「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」「マンダロリアン」は最低限観ていないと意味が全く分からない超上級者向けドラマ。映画しか観ていない人のほうが多いと思うんだが、こんなもの作って大丈夫なのだろうか…
漫画やアニメを実写映像化する時に、「あの役は山崎賢人じゃねーだろ」とか「橋本環奈だけはちげーだろ」といった話題になりがちだが、本作でもそれと同じことが起こっている。
要するに「反乱者たち」最終回のその後の話で、あのキャラやあのキャラやあのキャラが初めて実写化されて登場するわけだが、ハッキリ言って「あんた誰？？」状態で、微塵も感動がない。
「反乱者たち」の正統続編として、アニメでやっていれば誰も文句はなかったはず。わざわざ実写にしたのは、「マンダロリアン」を映画化した時に「反乱者たち」のキャラを出したいから、という大人の事情が絡んでいるとしか思えない。
とまあネガティヴなことばかり書いたが、第5話「影武者」は新三部作に対するこの上ない回答であり、スター・ウォーズ史に残る大傑作。この話を観るためだけに、「クローン・ウォーズ」「反乱者たち」「マンダロリアン」全話を観て損はないと断言できる。
が、第5話以外は全く盛り上がらないのもまた事実。せっかくソコまで行ったのだから、コレで終わりってことはないだろうと思っていたので、結末は完全に予想通り。
オレはスター・ウォーズガチ中のガチ中のガチ勢なので構わないが、コレ以上「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」の話を引っ張ってどうすんだよ…
全くの初見でも楽しめるスター・ウォーズ作品を、そろそろ作るべきだと感じる。
