このレビューはネタバレを含みます
全話通して独特の雰囲気がある。
生物・無生物の分類なく、すべてが無機質なまなざし・一定のテンション感で映像に映されるのでかえって恐ろしい。(人が死ぬショッキンなシーンですら顕微鏡越しに見せられているような)
映像がとても美しいのと、音楽が不穏でアリ・アスター監督っぽさもあるのとで好きなタイプのドラマだった。
Disney+しかりAppleTVしかり、各配信サービスから出される最新のドラマが各々ハイクオリティでびっくりしてしまうわ。2022年すげ〜。
結末はなんとも言えない居心地の悪さが残る。元の世界(これすら完全オリジナルかどうかも不明)に世界そのものの存続が委ねられているDEUS、それでいいのか…?今ここにいる自分、ドラマをレビューしている自分も外でシャットダウンされたらすぐ終わる世界の住人だったらどうしよう。
リンドンがずっと魅力的だったな〜と思ってIMDbで調べたらCailee Spaenyという1998年生まれの女性の方が演じていてびっくりした。これは別にリンドンが実は身体女性とかそういう設定だったのではなく、単純にシス男性役にシス女性としてキャスティングされたらしい。オーディションだったのか?スカウトなのか?経緯が超気になる。