1969年の一月一六日プラハで焼身自殺がある。歴史、政治経済学専攻のチャールス大学の二十歳の学生のジャンパラック（Jan Palach)がWenceslas Square で自分の体にガソリンをかけて火をつけた。これはかれが、政治抗議で、1968年のチェコスロバキア占領（プラハの春）に対して、ソ連の占領下におかれているチェコスロバキアに抗議した行動ものだ。

この映画は六時間にわたるもので４枚のデスクに別れて描かれている。最初のデスクでジャンパラックは８０％の焼身のため、病院で死んでしまう。
彼の死を正当化している学生は、大学のレーニン像をおろして、ジャンパラック（Jan Palach)の像を掲げる。

チェコスロバキア共産党政府はこれは、当時の右翼に洗脳されてやったことだというような声明を、共産党よりの新聞に載せる。

この話は実話をポーランドの監督アグニエシュカ・ホランドが映画化したものだ。デスク１（D1)では Dagmar Burešová,という女性弁護士にジャン　パラックの母親が息子の弁護を頼む。しかし、弁護して、誰を訴えるつもりかと共産党の強力な幹部を訴えることに反対する。母親はこの記事に対する息子の汚名を晴らすために訴えると。

以上がD1の簡単な内容だけど、私個人は東ヨーロッパの政治の話題に詳しくない。プラハの春ぐらい知っているど、ソ連共産党の占領下において、それに、反対して自由を求める運動があったなんて知らなかった。

D1は、この学生や市民の抗議やデモを繰り広げる中、ジャンパラック（Jan Palach)の母親の強さには感激した。息子の自由の要求を死んだ息子に代わって動き出すところがいい。

D2でSumperk のテックノロジーの学生が焼身自殺を図る。Dagmar Burešová弁護士の家庭では夫の医者が弁護を引き受けることに『私たちの子供のことをかんがえて。』と反対する。でも、Dagmarは『子供のことを考えているからひきうけるの』と。そして、ジャンパラック（Jan Palach)の母親に弁護を引き受けるというが、告訴するVilem Novy というのはchairman Central Commity の大物で、スターリン支持者。

Vilem Novyの裁判所で会おうと告訴状をわたすが、その後のいじめやストーカーに弁護士夫婦は悩まされる。それに、その手はジャンパラック（Jan Palach)の母親にも行き、無言電話や息子の焼身の写真が送られたりで母親は神経をすり減らす。

Warsaw Pact Troops の攻撃で若者は怪我をし、学生デモが禁止される。

Janの死亡後八ヶ月後、社会の冷たい目の中で母親は生きていく。
共産党國になったからソ連がバックについている組織に逆らえないし、組織が先へ先へと根回しをして証人を集めることもままならない。Dagmar Burešová弁護士の夫は医者の仕事を左遷されるし、家の前には見張りがいつも付いている。Dagmar Burešová弁護士の上司で信頼で来ると思っていたボスも彼女を裏切る。裁判官も操られ、失敗に終わる。

1989年ジャンの死後20年後この共産党政権は崩壊して、新しい政権が誕生。
ジャンは民主主義／社会正義の功労者として表彰される。
12月にこの弁護士Dagmar Burešováはminister of justice に任命される。