『さまよう刃』(2021)
東野圭吾らしすぎる作品。
一つ言えるのは今は時代が変わり、自我が芽生える速度が数十年前よりも明らかに早まっていると私は思います。
その中で、少年法の適用範囲については今後よく考えないといけない社会課題です。
このように法律の穴を抜けて、殺す少年を私の意見としては、擁護できません。かといって殺していいかはまた別の問題ですが。
石田ゆり子は「望み」でも似た役をやっていて撮影時期は近しいです。連続で撮影だったら私なら気が滅入りすぎます。やはり演じる方は凄い。
色々なところで虫唾が走り、暗く、見る時は覚悟がいる作品の一つですが、未成年の不法行為、法律の限界を考えるきっかけになります。