ひだり

さまよう刃のひだりのネタバレレビュー・内容・結末

さまよう刃(2021年製作のドラマ)
-

このレビューはネタバレを含みます

高校生の頃に読んでベギベギのゴリゴリに刻みつけられた胸糞という名の刻印(もはや傷)が疼きまくって、これはもう本物の痛みやったんやん、ってなってた。お腹痛かった。。。
でもやっぱ話の落とし所としては好きすぎるんよね〜。主人公まさかのデッドエンドなのにトゥルーエンド感はすごいのよ。だって、ああなってしまったらそもそも「報われる」って不可能やもんねえ。娘が帰ってきたりせんかぎり。復讐を果たして報われるなんて面白くもなんともないし嘘にしか聞こえんしね〜。
性根の腐った大人/子供やら少年法やらマスコミやらにがんじがらめの社会を前になすすべもなくただただ生きてる現実がたしかに(どこかには)あるってことで感情の矛先を失い、心の刃がさまよいまくった挙句、悪は確かにあるが正義は定められないと悟って終わるという、この胸がスッとするのにスッとしない結末。



原作の方がまだ胸糞描写がえぐかった記憶があるが映像ではたしかにこれがギリ。
癒しの石田ゆり子がおらんかったらやばかったでしかし。

そしてこんなに攻撃的なレビューが見れる作品なかなかないので良いな〜〜笑


真野が好きだったな〜。最後殴ってくれてありがと。しかも何発も。
あとカメラワーク。長回し、揺れ。緊迫した取調べのシーンとかすごいテンポ感が出る編集してた。
ひだり

ひだり