1980年代のロンドンを生きる同性愛者のリッチー、コリン、ロスコー、アッシュと親友の女性・ジルが、迫り来るエイズの危機の中で、明るく懸命に日々を生き抜いていく物語。本当にものすごく良かった！
ジル役のリディア・ウエストの屈託のない笑顔の魅力と、常に懸命な姿勢を演じ切った力量に感服。アッシュ役のナサニエル・カーティスの色気も抜群。アダム・ドライバーのような。
Eurythmicsの『Sweet Dreams』から明るく軽快に始まり、徐々にシリアスになりつつも、リッチーの儚い恋模様を描いたEP4がめちゃ好き。高校時代に恋した男性の車から降りた後に、車の前でバレエダンスする所最高。
最終話では、切なすぎる別れへの寂しさと、同性愛者が構造的にも世間的にも受け入れられない事への怒りなど様々な感情が渦巻いて、良い意味で複雑な気持ちになった。紛れもない傑作！
