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大豆田とわ子と三人の元夫のfukoのネタバレレビュー・内容・結末

大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

坂元裕二さんが綴る言葉たちと、描く人物が好きすぎる!!!
もう、本当に言葉がでないくらい素晴らしいです。

数えきれないほどの名台詞があるなかでも、オダギリジョーさん演じる小鳥遊大史の台詞があまりにも刺さったので、ここに残しておきます。

「人間にはやり残したことなんてないと思います。過去とか未来とか現在とか、そういうものって時間て別に過ぎていくものじゃなくて、場所っていうか別のところにあるものだと思う」

「人間は現在だけを生きてるんじゃない。
5歳、10歳、30、40。その時その時を懸命に生きてて、過ぎ去ってしまったものじゃなくて、
あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、今も彼女は笑っているし
5歳のあなたと5歳の彼女は、今も手を繋いでいて
今からだっていつだって気持ちを伝えることができる。

人生って小説や映画じゃないもん、
幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。
あるのはその人がどういう人だったかっていうことだけです。

人生にはふたつのルールがあって、
亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目ざさなければならない。
人はときどきさびしくなるけど人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる」


ダメだ、2つに絞れないよ…慎森の台詞も心に残ったので追記しておきます。

「雑談はいらない、お土産もいらない。でも、好きな人との雑談は楽しいし、好きな人にお土産をもらうのも嬉しい。好きな人となら、紙コップで飲むワインも美味しい。」

「僕はやっぱり君のことが好きなんだよね。焼肉が好き。焼肉は僕のこと好きじゃないけど、僕は焼肉が好き。そういう意味で。自分らしくして好きな人に好きって言えないなら、自分らしくなくても好きな人に好きって言いたい。そうやって続けていけば、それも僕らしくなっていくと思うし」
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