大豆田とわ子の孤独な社長っぷりと顔芸、そして伊藤沙莉の声芸が秀逸。
個人的には、オダギリジョーのミッションに忠実すぎて多重人格化している人物造形もツボ。案外こういう人いる。何より素でいるときの言葉が良かった。
"人間は現在だけを生きてるんじゃない。5、10、20、30、40歳、そのときそのときを人は懸命に生きてて。それは別に過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。だから、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑ってるし。5歳のあなたと5歳の彼女は、今も手をつないでいて。今からだって、いつだって気持ちを伝えることができる"
かごめのことも、この言葉に救われたんじゃないかなぁ。
パーティーの後片付けは大変なほうが良い、それはあなたが愛されて生きてきた証拠。"あんたがそれ言うんかい"感があって可笑しかったけれど、大豆田とわ子の後片付けはまだまだ続くんだろうな、わちゃわちゃとしながら。それも楽しいのかもなぁ。