吉田羊さんの「生きるとか死ぬとか〜」がすごくよかったのでこちらも期待して見たんですが、1話の生々しい夫婦生活からのラストのファンタジー？展開にえーーー？！！となって、よくわからない、でも気になる、という感じで2話を観て、そして2話ラストでまたよくわからなくなって、3話でさらにわからなくなってその勢いで最後まで来ました。
最初は吉田羊3人が吉田羊すぎてすごかったので(語彙力)、高校生パートになって少しがっかりしたんだけど、高校生たちの会話や言い淀み、口調、声の張り方、表情などすべてが脚本に書いてあるとしてもあまりに緻密で、演技指導だとしてもあまりに達者で、うわーーーっ！！！となりました。セリフを読んでいる感じがゼロだった、どういうこと、なんなのあの5人……？演技力がすごいのか脚本がすごいのか監督がすごいのか……… 全部か………？
とにかくもうリアルさがすごくて苦しかったですね… 容姿が気になるのに気にならないふりをしちゃったりする、あの自我の揺れなどたまらなかった。重大なことをドラマチックに描かない演出がとても合っていた。当人たちはいろんな人といろんな会話をしながら、あらゆることを内に秘めたり、時には吐露したりする日常なんですよね……それにしても青木柚さん、青春の権化か？？？
吉田羊パートは正直何を言いたい啓発映画なのかわからなかったんだけど、こちらはこちらで最後まで観たかった。
いや、本当に、なんだろうこの感覚…… 初めての体験です……… なんなんだこのドラマ…………
