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きれいのくにのカーネルのレビュー・感想・評価

きれいのくに(2021年製作のドラマ)
3.3
舞台畑の加藤拓也のドラマ作品には縁があって、結構観ている。(『死にたい夜にかぎって』の配信限定の特別編に今回主役の青木柚が出ています。車椅子利用の年上のひと安達祐実の相手役で。この2人最高でした。それで青木柚をマークしました!)
今回は、話の構造がややこしくて初めはかなり戸惑いましたが、若手俳優のインタビューなどを目にしたこともあり最後まで興味深く楽しめた。

〝好きな人が好きな顔〟になりたい、とか
思春期の容姿コンプレックス、などわからないでもないのだが、それを画一的な顔の人間が生活する世界に発想が及ぶというところが天才的⁉︎
それでも思春期は普遍的。
若手5人の、まるでほんとに今を生きているかのような息遣いや立居振る舞いは派手さはないのに眩しく痛かった。5人ともいい役者さんだ。(見上愛は、ガールガンレディ、キャラクターにも出演中)

導入部の吉田羊と平原テツのパートが、青木柚達若者にとっての、啓発映画であるというのはもっとわかりやすくして欲しかった。吉田羊、蓮佛美沙子、小野花梨の顔の流れにビックリして、本章への入りバナでぼーっとしてしまって、???となった。

特筆すべきは、未来の画一的な顔をAIを使ってCG処理をしたこと。街中の人の顔殆どを稲垣吾郎顔、加藤ローサ顔に処理したという。特に高校生の中山くんは演じてる俳優の秋元龍太朗の顔を画像処理している。(稲垣吾郎に似てる俳優さん探すの大変だったろうなと感心してたのに)なんか凄いとこに手を出したなNHK。
マッシュルームヘア貴志役の山脇辰哉に興味津々。
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