昨今の入れ替わりモノの有象無象さは謎ですけど、大石脚本で我らが桃李と新が演るとどうなるのか？っていうのが楽しみだったんですが期待以上の面白さでした。
やっぱこのモモチへの桃李の演技力とハマり具合が異常。童貞の恋愛感情と推し作家への愛情をちゃんと演じ分けしつつ、混ざり合う感じまで表現出来てるし。それを自然体での細かい演技で普通さというかあの朴訥さを具現化するのが最高。勿論、麻生久美子を内在して演じきる新もめちゃくちゃ良かったし、何よりこの2人で演じ合うことで世界観を完全に作りあげる説得力。素晴らしい。そしてそこに、何故か(笑)納得してするっと入ってしまう三浦翔平やMEGUMIや岸本加世子達。その周りの人間達でまた世界観の広がりや奥行きを見せてくれるのも凄い良かった。LGBTQを許容する世相というまだまだ現世では完全化してない世界をサラッと肩肘はらずに提示してくれてるのがホント素敵。優しさと愛が溢れた世界。
というわけで、ただのおっさんずラブの亜流だったら冷めてたと思いますが、全く違ってしっかりとしたラブストーリーを描いてて良かったです。
あと、どーでもいいですが「SEIKAの空」はサンデーみが強いですよねwカニカマジョーが東村アキコみが強いww
