あちぴろ

ナビレラ -それでも蝶は舞う-のあちぴろのレビュー・感想・評価

4.4
シム・ドクチュル(パク・イナン)という、古希の祝いを家族にされるハラボジ(韓国語でお爺さん)。
ある日訪れたバレエのスタジオで観たチェロク(ソン・ガン)の踊りを見て、幼かった頃に思い描いたバレエの夢を思い出す。叶わなかった夢を70歳という年齢で叶える為、チェロクの師、キ・スンジュ(キム・テフン)に頼み1週間後に試験を受けることに。。。

なんかね、なんかあると思ったのよ。
「時間がない」とか言うので、病気で余命が短いとかそんな何かがあると。

70歳でバレエをする事を猛反対する妻、長男、長女。
「恥ずかしい」とか「惨めだ」とか。

いくつになっても夢を諦めなければ叶うことや、自分も支えられながら誰かを支える事で人と人とが混じり合い、その先に奇跡が起こる。

もう10話以降、泣かせにくる演出にまんまとハマってしまった。

ラストの踏切で3年後に再開する、チェロクとハラボジ。
髪の毛を上げたソン・ガンはカッコよかった。
キレッキレのバレエ姿も素晴らしい。

チェロク、元スターバレエダンサーの先生、ある事をきっかけに不良になってしまったサッカー少年、偏見の塊だった長男、みんなハラボジによって少し考え方、生き方、人との接し方が変化していく。
「マイインターン」が好きな人にはハマると思う。


日本のドラマでもこんな泣ける作品を作ってもらいたいもんだ。


(2022/6/4〜6/7)
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