江戸川乱歩の美女シリーズ 妖精の美女のABBAッキオのレビュー・感想・評価

　1978年テレ朝井上梅次監督。天知茂の美女シリーズ第6作。1978年には５作作られており、その最後の作品は年末に放送された、時間も長いスペシャル版的位置づけだったのだろう。いかにこのシリーズの人気が高かったか分かる。美女は由美かおるだが、結城美栄子、野平ゆき、山本リンダも。
　内容はやや薄味。時間を埋めるためかあまり迫力のないカーチェイスなど演出は間延び気味。結末もこれでいいの？という感じで、作中で使われる、天知小五郎について「スランプ気味」という言葉にうなずいてしまう。