〜ヒーローだって後継者問題で悩むんです!〜
初代ヒーローになった6人組"ユニオン"。
リーダーのシェルドン(ジョシュ・ディアメル)はヒーロー名ユートピアンとして地球(主にアメリカ)の平和のために長い間、頑張ってきました。
息子と娘に後を継いでもらいたいんだけど、息子はヒーローとしてはやや劣り、娘は家に寄り付かず頭を悩ませてる状態。
私的にはこの設定だけで面白いんだけど、みんな真面目に演技してるので、それもまた笑っちゃいます。彗星が地球にぶつかりそうだから軌道修正してくるって言って出て行くユートピアンに「帰りにクリーニング取ってきて」と頼む妻のグレース(レスリー・ビブ)ヒーロー名はレディ・リバティ、面白すぎ!
大体この二つ名を自分達で考えてつけたみたいで、能力凄いけど人間くさいヒーローの皆さんです(笑)
こんなことばっかり言ってるとコメディと思われちゃいそうだけど、本当に大真面目なドラマです。ユニオンのコード(=ルール)に敵を殺害してはいけないというのがあるんだけど、90年このルールでやってるので敵がどんどん凶悪化してヒーロー達を殺したりしてくるんだよね。
現実社会でも古い法制度が今の時代に削ぐわないとかあって、法改正されたりしてるよね。日本だと今後は18歳は実名報道されるとかetc
殺さないっていうのは死刑制度に言及してるのかもしれないし。
老害って言葉があるけど、この初代ヒーロー達と子供世代のジェネレーションギャップと人の心の暗部など割とシリアスなテーマが根底にあって、アメコミの良さはバカっぽさだと思ってたけど、今の時代そんなことも言ってられないんですね。世知辛いです。
初代ヒーロー爆誕の1930年代の映像が建築、ファッション、カラーなどお洒落でなかなか素敵です。