〜面白いけど、日本人としてはちょっと複雑〜
原作はウェブトゥーン漫画でタイトルは『地獄』。←ストレートなこっちのタイトルの方が好きかも。
突如、現れた謎の3体の生物に人が惨殺される怪事件がソウル市内で発生。
事件を追う刑事がたどり着いたのは、宗教団体"新真理会"
新真理会の議長チョン・ジンス(ユ・アイン)によれば、怪事件は人間社会を"正義"へ導くための神による悪人成敗。
神の存在を信じ暴徒化していく"矢じり団"。
そのリーダーはド派手なメイクと高いテンションで、配信サービス(YouTubeでいいよね？)でリスナーを煽りまくる。←ここすっごい今どき感があって良かった！
『MMFR』の「V8!V8!」みたいな箇所もあってプチアゲだし。
わりとグロい表現があって刺激的だから、若者に人気が出そうな作品だなっていうのは分かる。
人間社会で充分に裁かれなかった罪人達を、神の意図とし地獄から使者がやってきて殺す。
人々は、その恐怖によって罪を犯さないようになる世界。
確かにね、この世の犯罪を必要悪のように、あって当たり前としないで、犯罪は出来るだけ減らそう、ゼロに近づけようっていう概念が希薄だもんね、今の世界。そこは凄い共感する。
でね、なんでタイトルに日本人としては複雑としたかなんだけど、謎の3体(悪魔)によって殺された人達のご遺体が原爆被害者の方たちを彷彿させるんですよ。
あとね、6話だけど2部構成になってて2部のほうで、新真理会のリーダーが教団員に頭をポンポンするシーンがあるんだけど、これオウ◯真理教の麻原がやってたシャクティーパットだよね……。
てな感じで、100%楽しむことができないのです。
「ここは人間の世界なんだから、人間が世の中を回さないとね」っていう台詞から、メッセージはしっかり受け取れて、良い作品だーと思ったけどね。
最後にお気に入りシーンは
弁護士ミン・へジン(キム・ヒョンジュ)の活躍ぶりがめっちゃ良かったです👍
