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アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン2のmyjstyleのレビュー・感想・評価

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中毒性のある面白さ。犯罪資料係のアストリッドとラファエル警視のコンビで毎回起こる奇妙な事件を解決します。とりわけ自閉症スペクトラムのアストリッドの個性がこのドラマの魅力の核心です。彼女の服装は深い青や灰青で統一され、職場はモヤっていて、思索の場面ではバッハが流れます。シーズン2ではバッハの「トッカータとフーガ」の演奏中にパイプオルガンの中で行われた殺人事件が秀逸でした。日本の刑事ドラマにありがちな生活臭に塗れた事件は登場しません。仏ドラマならではセンスの良さとエスプリがあります。最終話でタナカに膨大な依頼ごとを早口で伝えたアストリッド。彼、覚えられたかな?と問われ、「大丈夫です、テツオ・タナカ」ですから。と信頼を寄せるアストリッド。ラストシーンではタナカさんに職場を案内していました。シーズン3では2人の関係にどんな進展が待っているのでしょう。
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