dowaikiは家にいる

ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士ですのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

3.0
〜この想い、伝えに行くのです!パガ〜

孤独死の始末。
最後の引越しのお手伝い。
遺品整理のお仕事ドラマ。

本来ゴミとして捨てられる行き場のない遺品。ムーヴトゥヘブン社の遺品整理士グルには特殊能力があるの(レインマン的なやつ)。残された遺品、現場の状況、関係者の話、手がかりを集めて故人の"想い"をパズルのように解き明かしていくの。

おまえやりすぎ〜踏み込みすぎ〜w
は置いといて。

時々グルが語尾に付ける「〜パガ」ってどんな意味なんやろか?
も置いといて。

死者からのメッセージ。伝えられた親族、関係者が気づく「取り返しのつかなさ」。こんなもん号泣必至よ。特に第六話の老老介護のエピソードはアカん。心えぐられすぎて俺がムーヴトゥヘブン寸前。
これは紛れもなくフォーマットの勝利。何ハメても成り立つ。
なわけなんで、一話完結、きっちり10人、10エピソード観たかった泣きたかった。というのが正直なところ。

唐突に。

1994年聖水大橋崩落事故
1995年大邱地下鉄ガス爆発事故
1995年三豊百貨店崩壊事故

韓国高度成長の後のツケ、国民が多数犠牲になった事故が立て続けに起こった時期。(聖水大橋崩落は『はちどり』で扱われてたナ)
父と叔父のバックグラウンドの物語はそんなに厚くなくていいよぅフツーに遺品整理みせろよぅ、って思ってたの。こんなん出してこられたら何も言えなくなっちゃうじゃない。というね。
表も裏も厚すぎ熱すぎるんよ。もったいない。ドラマ2本に分離しろ。

違法地下ファイターってなんか設定無理やりすぎん?というのは最後まで引っかかった。けど、イ・ジェフンの優しい顔面に合わないバっキバキの肉体で許した。