ヴィンツェンツォの後釜ドラマ。
ザ・財閥ものでドロッドロなんだけど、見始めたら展開も早いし、面白すぎてもうノンストップ！
財閥の、かくあるべきに囚われて閉じ込められた女たちの物語かと思いきや、そのかくあるべきと闘う女たちの愛の物語で、え、そういう展開？！と驚きつつも、胸がすく思い。
ドロドロの大人たちを横目に、純粋な恋を育む若者あり、家政婦は見たin Koreaあり、ヒステリックでエキセントリック過ぎて笑わせに来てるとしか思えない家族あり…そのおかげで重苦しさが中和されてる。
そんなこんなで、全然飽きずに中弛みもなく、あっという間にリアタイに追いついてしまった！
つまるところ、女は強い！って話なんだろうけど、個人的には夫で次男なハン・ジヨンが（酷い奴なんだけど）可哀想に思える。彼こそ、誰かに愛を貰えれば、こんな怪物にならなかっただろうに…と。
………………
残ってた13話からを一気見。
前半の毎話驚く展開から、後半はやや失速。どちらかというと種明かしのためにゆっくりと進む感じ。
個人的には、やっぱり最後までハンジヨンが可哀想だった。ひどい人間なんだけど、いやいや、元はと言えば爺さんと婆さんが悪いんじゃん！みたいな。
（中の人のインスタ見たせいかな笑）
やっぱり愛なしに育つと、人でなしになるんだよ。
もっと語りたい気持ちはありつつ、解説的なのは詳しい人に譲るとして、新しい感じのドラマでした。
〈その他〉
籠の中の孔雀＝広々した庭にある立派な鳥籠で飼われる、煌びやかな羽根をたくわえた雄孔雀…。まさに、家という檻に閉じ込められた華やかな財閥たちのメタファー？
キム秘書の社長の家（そしてたぶんこれはシークレットガーデンでヒョンビンとオスカーの家だったところ）とか、ヴィンツェンツォで出てきたギャラリーとか、相続者たちで使われた温泉とか、ランオンで女社長がよく泳いでたプールとか…ロケ地にここは！っていうところがたくさん出てきたのも楽しい！
