設定は、「ボディ・スナッチャー」のようなSF作品に近いが、結果は下手なスパイスリラーだった。マーベル色も割と控えめだったが、ここ最近のディズニープラスのドラマの中では全然マシな方だった。2話からクオリティとテンポ感がグッと下がったが、そこからまた面白くなっていく感じだった。後半は特に各話の長さが30分ぐらいに圧縮されていて、結構見やすかった。プロットホールと矛盾点の恐ろしい数は一旦置いといて(笑) 終わり方もキツかったけど、差別問題や最近の戦争の時事ネタを意識しているのが良かったかな。
オリヴィア・コールマンは出番が少なめだったが、他のキャストとの差が凄かった。サミュエル・ジャクソンも良かったけど、ニック・フューリーのキャラよりは、俳優の有名なお芝居を意識していた気がする。相棒とごちゃごちゃして打つか打たないのシーンは特に、パルプ・フィクションやんと思った（笑）
