既視感のオンパレードでしたね…… もちろん医療の現場なので、命を救いたい、救えなかったor救えた、そこで生まれる逡巡、後悔、達成感……みたいな典型的な流れが生じるのはわかるんですが、やっぱりここまでキャラを類型化、単純化(極端化？)してしまっているのは問題だと思います。
救急で、研修医とか学生ならともかく医師5人中2人があんなに無能なことあるのか…？と冷めたし、残りの3人や指導医師？はみんな揃って口が悪くて、普通に職場としてめちゃくちゃ嫌。なので岸くんには全然いいよ、早く内科に戻りな！と思いつつ、やっぱりアイツはアイツで無能すぎてな…… まあでも最終話までにはそれなりに動けるようになっているのだろう。ところで内科ってそんなにゆるゆる仕事できる科か？
さらに、主人公が休みの日も仕事のことばかり考えているひとで、しかも日勤の医師たちに「わたしたちが必死で働いているときにみなさんはベッドでお休みだったでしょ」的なことを言っていてドン引きしましたね。日勤の医師たちが働いているときあなたはベッドで休んでいるじゃない…？誰かと比べて自分のほうが大変アピールする人間、職場にいたらキツいよな。まあ日勤の医師たちも意地悪なので無理なんですが……(それにしても病院の医者たちってそんなにギスギスしているのか？)
もちろん医療専門家たちが必死で働いてくれるのは患者側からとしてはうれしいんですが、長時間労働を善とする価値観には、労働者の心身の健康を蝕むという面からも、女性の社会進出の妨げになるという面からも大反対なので、主人公のその辺の考え方が変わるといいけれど月9にはそこまで望めないだろうな…… ていうかまず社会が変われし……(大きな望み)
いや、それにしてもさすがにここまで展開が読めるドラマは1.5倍速で見ても責められないよね。俳優さんはいいんですが、どうせ途中でイライラして見なくなるパターン……ってイチケイと全く同じじゃーん！！ああいうのはもう懲りたよ！月9！マンネリ化してませんか？！というわけで離脱します！頑張れ岸くん！
