相棒 Season 9の18の情報・感想・評価

エピソード18
亡霊
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滝和也

滝和也

神戸編の代表的な犯人と言えば古谷一行さん演じる本田篤人。官房長の嘗ての友であり、赤いカナリアの首魁にして死刑囚。官房長が死したこのシリーズの締めに相応しいゲストであり、官房長の遺言となる作戦が行われる回。テロリストである赤いカナリア残党対公安・公調・内調そして片山雛子。その醜くも浅はかな戦いに巻き込まれる本田親子。そして、炭疽菌テロ、超法規的措置、亡霊の殺人と光の見えない中、正義と命を守ろうとする特命係。政府や公調の陰謀巻き起こりすぎで、どうなるのか、ワクワクしてしまう展開とヤンチャ過ぎる特命係にドキドキしてしまう見事なサスペンス回。そして先を読み、他者のスキャンダルを踏み台にしてのし上がる片山雛子こと木村佳乃さんの名演も素晴らしい。 また相棒を創る人々が如何に小野田官房長こと岸部一徳さんを愛していたかが分かりますね。ラストの台詞はあえて青臭い…誰一人死なせないですからね。映画版で神戸に言った台詞のアンサーでしたね。それを津川雅彦さんとの回想で入れるのもまたね…良いじゃないですか(T_T)。今見るとやはり津川雅彦さん居ないのも痛い…。柄本明さんに頑張ってもらうしかないか…。
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おらが春

おらが春

本田篤人を巡る公安との攻防戦。 いつもの回とは全然違う物々しい雰囲気が癖になる回。 久しぶりの瀬戸内さんと回想で現れる官房長。 表舞台から消えても尚も影響力が強い御二方だなぁ。 公安のシーンは韓国映画とかヤクザ映画見てる感覚だった。 本当に公安ってこんな感じなんか...?? まぁ相手取る本田がガチ強人類だし元テロリストだし、なりふり構ってられなくて当たり前か。 終盤の花の里のシーンはホッとした。神戸くんとたまきさんが共犯の話をして右京さんが眉を顰めるくだり、とても良かった。 それにしても本当に官房長は偉大だ。死んでなおその言葉が影響を与えている。 「私の目の黒いうちは、誰も死なせません」というセリフには痺れたし、死んでしまった後数人死んでしまっているのが皮肉のようで... 好きな回の1つ。