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SHOGUN 将軍のTBearのレビュー・感想・評価

SHOGUN 将軍(2024年製作のドラマ)
4.2
1〜8話までは配信、9、10話は最終2話劇場上映イベントにて鑑賞。

海外で作られた日本の時代劇で一番細部にこだわられた作品。登場人物こそ実在の人物では無いものの、主要な人物は皆モデルがいて、そのモデルに忠実に描かれているので半分フィクション半分伝記物のようなつくり。

これまで海外で作られて来た日本の戦国時代のお話は大体がド派手な合戦に重きを置いてそこに向けて盛り上がるような作りですが、SHOGUNは違います。

徳川家康をモデルとした吉井虎永が主軸に置かれているだけあって、SHOGUNは知略と謀りごとの物語。太閤亡き後での世は、五大老に継がれたが、それは不安定な世界だった。いわば冷戦のような、今すぐ合戦が起こるわけでは無いけど、互いの勢力が互いの腹の中を伺って、幾重にも知略が巡らされている。

虎永が絶対絶命の立場に置かれるところから始まる今作。絶対絶命の最悪な状況から、いかにして巻き返し、他の大老に相対するのか。そこには虎永の数々の謀りごとが秘められていた。

戦国もので、物語の進行中に地震の描写があった作品ってこれまでにあんまり無い気がする。
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