うりた

SHOGUN 将軍のうりたのレビュー・感想・評価

SHOGUN 将軍(2024年製作のドラマ)
4.0
日本人から見ても違和感のない時代劇で、これをハリウッドで実現してくれた真田広之さんありがとう!!
ハリウッド映画のなんじゃこりゃな日本の景色も嫌いじゃないけど、これからはちゃんと自国の文化を大事にしていきたいよね。
撮り方も衣装も美しくて、日本の文化へのリスペクトを感じました。
画作りの重厚さがドラマというより映画。

アクションシーンはほとんどなくて、人間同士の駆け引きで話が進む。
ストーリーは7話まではあんまり動かないけど、8~10話は怒涛の展開でした。役者さんたちも素晴らしくて…名前を挙げたらキリがないぐらい。
多くを語らずに、だけども内に秘めたる想いが溢れ出てしまう演技が全員すごかった。
藪重のちょろちょろしたキャラクターも憎めなくて面白かったなー。

最近は日本社会でも「指示は明確に!」という風潮が浸透してるけど、この映画の中の日本はとにかく察しの文化がすごい。
虎永が自分の上司だったらキツいけどw、そこはフィクションなので楽しめました。
くさいキジの話は「触ったら しぬ!」で笑ったけどまさかあんな展開になるとは…

戦のシーンは描かないんですね。将軍はこの終わり方がいいと思う。
また違う作品でハリウッドが作る日本の時代劇を見たいです!
うりた

うりた