サラフィアー

SHOGUN 将軍のサラフィアーのレビュー・感想・評価

SHOGUN 将軍(2024年製作のドラマ)
-
あらすじ(HPより)徳川家康ら、歴史上の人物にインスパイアされた「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将<虎永>と、その家臣となった英国人航海士<按針>、二人の運命の鍵を握る謎多きキリシタン<鞠子>。歴史の裏側の、壮大な“謀り事”。そして、待ち受ける大どんでん返し。SHOGUNの座を懸けた、陰謀と策略が渦巻く戦国スペクタクル・ドラマシリーズ。(https://disneyplus.disney.co.jp/program/shogun)

大河ドラマとか全然観た事なかったけど、あっという間に観てしまった。
太閤亡き後の時代の話だし、メインは武士(男性)たちかなと思っていたら、女性キャラの活躍がすごくびっくり。鞠子様、藤様、落葉の方、菊、みんな存在感抜群でかっこいい。
最終話の鞠子様の見せ場はもちろん泣くし、藤様のあのシーンも震えた。最高です。

按針様と一緒に日の本、そして武士の掟や礼、価値観を学び得ていく構成は見やすいし、
「なんかよくわからん野蛮な文化」「なんかクールな文化」にならないように丁寧に描いているのも素晴らしい。特に西洋的な価値観を持つ按針様と、キリシタンでありながらも武家の女としての誇りと痛みを持つ鞠子様の会話が趣深くて良い。

虎永様の真田さんは今回かなり控えめ(もっと殺陣が見たかった!)だけど、存在感はさすが。
広松殿とのとあるシーンは息をつめて観た。最大の見せ場やも。このシーンの広松殿の真似をしすぎて拙者喉を痛めました。

終始重々しい雰囲気なので薮重様がいい感じに場を和ませてくれます。浅野忠信、いい役だあ。

いや〜ここまでハマるとは、楽しみまくりました。しばらく侍言葉が抜けませぬ。